2022年8月3日祇園祭の由来夏らしく、民話としてつたわる笠間のお祭りの話を。 昔、下野国小貫村の村人は、天王様という神様を祀っていた。あまりにも掟が厳しく、守らなければ祟りを与えたため、それを恐れた村人は、ご神体を菰(こも)に包んで、川に流した。その菰が、石井村に流れつく。光を放った菰を村人がひしゃく...
2022年7月10日天神社 五・本殿の彫刻天神社の御神木ツクバネガシの隣に、玉垣に囲まれてご本殿がある。 二平宮司さんに特別に案内してもらった。 玉垣内の石段を上ると目に飛び込んできたのが、総欅造りの社殿に装飾された見事な彫刻だった。 向拝の梁の龍、本殿正面の板戸の昇り龍、下り龍、まるで今にも動き出しそうな迫力だ。...
2022年7月6日天神社 四・ツクバネガシ入母屋造の拝殿と一間流造りの本殿の間に、見上げるような大木が立っている。 二平宮司さんに笠間市指定文化財天然記念物になっているツクバネガシという木であると教えてもらった。ブナ科の仲間で、県内では珍しく笠間地区には少ない木であるという。天神社の御神木である。...
2022年7月3日天神社 三・扁額今年は、笠間藩主牧野貞喜没後二百年の年である。 天神社の社名額は、その牧野貞喜が天明四年八月に、自ら大きなケヤキ材に「天満宮」と揮毫して、天神社に奉納したものである。拝殿内の祭壇前、中央に掲げられてあり、笠間市指定文化財になっている。...